天秤
1998年 作成:未発表作品


またまた、ルシフェルのイラスト。自分としては、とても手間を掛けて描きました。
これもお気に入りの作品です。

1対の羽で体を隠し、1対の羽で顔を隠し、1対の羽で空を飛んでいます。
セラフィムの姿が『顔と6枚の羽』で表現されるのは、この為でしょうか。

 体を覆っているのは、ダチョウの羽がモデル。フワフワひらひらしてます。模様のように有るものは『目』です。「天使の羽は無数の目に覆われていた」という一説より引用しています。絵画では、この目は孔雀の羽で表現してある事が多いようです。
 飛ぶ為の羽は、ツバメがモデル。だから『風切り羽根』があります。アレンジはしてありますが…。
 顔を覆っている羽は、ルシフェルが「神の前で顔を隠さなかった為、羽が抜け落ちた」という一説から、コウモリの羽をモデルに。ただし骨格はかなりいい加減にアレンジして、不気味感を強調してみました。初期の設定でこの羽は、骨だけになっていましたが、さすがにエグくて変更を(笑)

手にもっているのは、罪を測る天秤です(解り辛くてすみません)

どの文献から引用したかは、昔の事なので覚えていません;
今度ちゃんと調べなおしておきます。
いずれにしても、いい加減なファンタジー設定なので、おかしな部分は生暖かい目で流してやって下さい…。

原稿用紙(2枚:横見開き)。スクリートーン。Gペン。0.1ロットリング。
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